第30回ハセツネCup 男子ダブル!②(大会当日1周目)

【大会当日】

ホテルバイキングを食べ、レースの準備をします。レース装備はこんな感じです。

HOUDINI Dynamic chimney
HOUDINI Dynamic tee
HOUDINI Pace wind shorts
T8 Command
Topo athletic MTN racer
mouseontrail DATE15
ultra spire zygos4.0
innerfact ラミー 5本指ミドル丈
COROS VERTIX2

補給時間短縮のために1周目が終わった時点でザックごと変える計画でした。ザックの中にはジェルと水分を詰め込んでドロップバックに預けました。タンクトップでも良いかなと思ったのですが、夜の寒さが心配でTシャツにしたのは大正解でした。

レース装備


【レース直前】

会場に着いて、荷物を整理します。招待選手ということで有名選手と同じ部屋になり、小原さん矢嶋さんと少し話させていただきました。みなさんオーラありまくり。こんな人たちと一緒に走れるのかと胸が高鳴りました。

スタート地点に並びます。色んな方と会うことができ、改めてハセツネは大きな大会だなと思いました。やはりビッグレースは良いです!

走る栄養研究所メンバー
北海道の谷口さん。やっと会えたー!(はぁと)

先にハセツネエリートの選手がスタートして、15分後にダブルと一般がスタートです。ダブルは先頭に並ばせていただきました。ダブル出場は30人程度。実力者ばかりが集いました。

そして僕の今回の目標の一つ山本健一選手と写真を撮ること。達成しました!!HOUDINIを好きになったのはヤマケンさんがきっかけです。ヤマケンさんはいつでも笑顔でかっこよく、人としての大きさを感じます。少しの時間並走させていただきましたが、人気が物凄く、観客の方から声をかけてもらってる数がとんでもありませんでした。こんな選手になりたいです。

夢のような時間
チーム山本に入れていただきました

【スタート〜浅間峠】

さぁいよいよ号砲の時です。13時ジャストにスタートしました。最初のロードはキロ4分半、うーんちょっと速いけど最初はこんなもんだよね、と思いながら少しずつペースを落としていきます。いい感じにバラけたところで自分のペースで山を登っていきます。ゆっくりを意識しましたが浅間峠まで3時間で行くことはマストだと思い、少し頑張ります。入山峠を0:50、市道分岐を1:35、醍醐丸を2:00の予定だったのですが、見事オンタイムで行けました!心拍もキツくなかったので、悪くないなと。

1周目から山に入ると涼しく、水分もそれほど必要としなかったので2Lで足りそうでホッとしました。

浅間峠通過は2:56。ここは観客の方が多く、ダブルのゼッケンをつけているだけで名前で呼んでもらえるので、物凄く元気がでました。

浅間峠 まだまだ余裕です

【浅間峠〜月夜見駐車場】

ジェルは30分に1本を意識していました。ただ普通の大会と違ってエイドがないので、基本的にエネルギー不足だろうと思い、登りが長く続くセクションでは登りの手前でジェルを飲んだりと、時間+体感で少し多めにとりました。最近特に意識するのは下りではジェルや水分をあまり取らないこと、胃の中が揺れるのが分かるので、ロングレースでは気をつけたいポイントです。

浅間峠を出てからは西原峠4:20、三頭山5:00を目標にしていましたが、これを5分くらい短縮して行けました。

三頭山まではダラダラとアップダウンしながら標高を上げていき、三頭山に取り付いてからはガツンと登ります。ここらへんも調子良くパワーウォークがとてもスムーズに行けたので、先にスタートしていた1周エリートの選手を次々抜かすことができました。

この区間では17時くらいからライトを装着しました。ライトはヘッドライトと腰ライト。事前に黄色セロハンを貼り、ガス対策してました。LEDLENSORのNEO9Rを頭に、H8Rを腰につけました。

三頭山に着くと気持ちは楽です。コースの丁度中間地点あたりだし、長く続いた登りも終わりです。月夜見に下っていき、5:48で第2関門に到着しました。予定より12分巻けました。

この時点で8位。トップとは20分差

【月夜見駐車場〜長尾平】

月夜見では1.5Lの水分が補給できます。ポカリ1Lと水0.5Lを補給しました。

月夜見を出てすぐの下り、ここがズルズルすぎて滑り台のように滑り降りていきました。「あれ、これ2周目やばいんじゃない?」嫌な予感がよぎります。

下りが得意な僕はここから下り基調になるので、ペースが上がりました。御前山や大岳山は結構登りますが、難なくクリア。雨が結構降ってきましたが、1周目はレインウェアを着ることはありませんでした。

ここらへんから橋本選手というハセツネコースが地元の方とパックで進みます。橋本選手下りがとても上手い。テクニカルな下りも減速が少なく、油断すると離されてしまいます。でもとても良いペースだったので着いていくことにしました。

長尾平の手前、御嶽神社の自然水で少し補給しました!長尾平の到着は8:04!自分でもびっくりするくらい30分ほど予定より早かったので、これは行けると思いました。

【長尾平〜1周目ゴール】

長尾平を過ぎるとほぼ下りしかありません。軽快に走れる下りを進んでいきます。でもこの下りが長いんですねー。ここ頑張りすぎたら2周目きついぞと思いながらも、ブレーキをかけると疲れるので、息が上がらない程度に頑張りました。

ここで思わぬトラブル発生。ヘッドライトのNEO9Rが電池切れ。腰ライトだけで進みました。ただ腰だけだと視界が狭いので、橋本選手が前に行ってくれました。本当に助かりました。ありがとうございます。

この時大雨でした。ロードに出るとよりいっそう強く感じられ、2周目は寒くなるぞと覚悟しました。

橋本選手に引っ張っていただいたことを感謝を述べ、2周目頑張りましょう!!と言い、2人でゴールゲートをくぐりました。

1周目は9:23!上出来です。

第30回ハセツネCup 男子ダブル!③(過酷2周目突入〜FINISH!)へつづく!

名前: 山本諒馬
生年月日: 1993年11月5日(28歳)
住所: 岡山県総社市
憧れの選手: 山本健一さん
所属: イーグル工業株式会社/走る栄養研究所RN

中学から10年間バドミントンに打ち込んでいましたが、相手の弱点を攻める対人競技をしているときの自分は常に怖い顔をしていました。そんなとき出会ったトレイルランニングは速い遅い関係なく、みんなが清々しい顔をしていました。なんてピースフルなスポーツなんだと思い、その魅力にどんどんはまっていきました。

自分のモットーは常に笑顔で走ること!自然環境や支えてくれる方々に感謝して走り、トレランで人生を豊かにしたいです。

〈直近の成績〉
・TAMBA100 アドベンチャートレイル 〈Pre-stage〉100mile   2位
・TAMBA100アドベンチャートレイル  100mile 7位
・石舞台100 100km 3位
・UTMF2022 18位(ニューヒーロー賞)
・くろんど輪舞曲 120K 優勝
・ハセツネダブル 143km 5位

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です